チベットに住む人たちの大多数が、逝去すると鳥葬されます。チベットで最もポピュラーな葬式とされます。
11世紀にインドから伝わった鳥葬は、遺体を禿鷹に布施ると、前世の罪を洗い流し、天に還ることができるとされています。
遺族や故人の周りの人は、まだ周囲にあり、天に還らんとしている魂を呼び戻してしまわないように、49日間は故人の名を口にしません。
鳥葬台に着くと、僧による読経がなされた後、遺体は鳥葬師によって解体されます。解体された体は、細かく砕かれ、ツァンパと混ざられます。
その肉片は、鳥たちによってきれいに食べられます。少しばかり残った肉片や髪の毛などは鳥葬台付近で燃やされ葬後は何も残りません。
現在、政府の政策により、鳥葬の見学は禁止されています。
水葬はチベットにおいて、恵まれない人、寡婦、孤児など、恵まれない人たちに行われる葬法です。
関節から切断し、河に流します。他にも切断せずにそのまま流したり、浮いてこないようおもりをつけてから河に流す方法などがあります。
チベット南部の谷間にある村など、地理的に鳥が飛来しない場所では至極一般的に行われる葬法でもあります。
土葬は一般的に天然痘やハンセン病など、感染病に感染して逝去した人、犯罪を犯した罪人、刀などで殺された人に対しての葬法です。 習慣・法律このような死にかたの人には他の葬法が取れず、仕方なく土葬されてしまいます。
火葬は、活仏や貴人、高位高官のための葬礼です。木の少ないチベットで、遺体を焼くということは、生前、故人の地位が高かったことの表れでもあります。
死体を焼いたあとの遺骨や遺灰は、高い山の上や、大きな川のなかにまきます。
塔葬は、ダライ・ラマやパンチェン・ラマ、大活仏などに施される葬法です。
遺体をミイラにし、霊塔に収め保存します。火葬され、遺骨や灰をのみを霊塔に収めることもあります。
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