シガツェはヤルンツァンポ川とニャンチュ川(楚河)の合流地点に位置するチベット自治区第二の都市で、人口は65万人、95%がチベット族、残りが漢族、回族等で、中心部の人口は9万人です。 チベット地方区分でいう「ツァン地方」になります。そんなシガツェにはダライ・ラマ1世によって創建されたタシルンポ寺などの観光スポットがあります。またシガツェはエベレスト方面や阿里方面に向かう際にも 必ず通過する街となります。

シガツェ市街中心西側に位置するタシルンポ寺は、1447年にゲルク派の開祖ツォンカパの弟子である、
ゲンドゥン・トゥプ(ダライ・ラマ1世)によって建設されたゲルク派六大寺院であり、シガツェ地区最大、併せて、ゲルク派最大の寺院とされています。
ガンデン寺、セラ寺、デプン寺と並び、チベットゲルク派4大寺院に数えられます。
ダライ・ラマ5世の時代、僧院長だったローサン・チョエキ・ギャルツェンがパンチェン・ラマとしての地位を得てからは政治・宗教の中心され繁栄しました。
15万uの敷地に、57の僧房と3600の神仏を祀る殿堂があります。
大衆殿は、僧院と共存していた最古の建物の一つで、僧侶が瞑想し経文を唱える主要な場所として機能していました。
殿の中央には、パンチェン・ラマが説教し、質問に答える玉座があり、何世紀にもわたってこの地位を維持してきました。
チアンパ仏殿はタシルンポ寺で最も壮大な建物の一つで、、高さ約30メートルの青銅製チアンパ仏像で有名です。
現在でも1000人近い僧侶が生活し、チベットで最も活発な寺院といわれています。

タシルンポ寺の北約500メートルに位置するパンチェン・ラマの避暑地とされる離宮です。
本堂にはパンチェン・ラマの住居、執務室、大小5つの祈祷殿、そして100体の仏像が収められています。
1844年、パンチェン・ラマ7世がノルブリンカを真似て造らせましたが、
1954年にニャンチュ河の氾濫で流され、タシルンポ寺の南に再建されました。
1989年1月28日にはパンチェン・ラマ10世がここで逝去したとされています。

市街地の北側、山の上に築かれた城。ゾンとはチベット語で「要塞」や「砦」の意味を持ちます。 昔はツァン地方を統治していた支配者の住む場所でした。 清時代に建造されたシガツェ・ゾンは、防衛と行政の両方の機能を果たし、かつてのチベット地方における郡庁舎として機能していました。 内部には祈祷堂、仏教寺院、ゾンベン(郡長)の事務所、裁判所、そして牢獄がありました。 ポタラ宮に似ていることから、「小ポタラ」という愛称で呼ばれています。 シガツェの街の様子を一望することができます。

シガツェの市中心より南東約26Km、かつて吐蕃王国の十大交易市場の一つだったとされる場所に位置します。
1087年青海出身の高僧、ジグメ・ギャルツェンにより創建されたと言われていますが、
1333年にブトン・リンポチェにより再建されました。当時、中国から大工を集めたため、チベット・中国双方の趣を醸し出す寺となりました。
一番大きな建物は3階建てのツォクチェン堂で、大祈祷殿、廊下、そして10余りの祠堂が設けられています。
唱題堂の正殿両脇の堂には、ブトン・リンポチェが編纂した主要な仏教経典であるカンギュル(経典)とテンギュル(経典)の古木版画が目立つように展示されています。
これが、シャル・ゴンパの宝とされています。
シャル寺南西にある修行用の洞窟群です。
空中を飛ぶように走る【風の行】等ヨガの秘技が伝えられていた修行場のひとつとされています。
シガツェの東南、シャル・ゴンパの北1kmほどにあるお寺です。997年ロトゥン・ドルジェ・ワンチュクによって建てられました。

1033年に造られたチベット仏教カダム派のナルタン・ゴンパは、シガツェから西南へ約20kmほどにあります。小さいお寺ですが歴史は長く、1730年からは、 ここに建てられた印経院で仏典の収集・編纂・印刷が行われ、チベット仏教に多大な貢献をしました。 寺院内にはナルタン版大蔵経が納められ、「チベット文庫」とも言われています。 最盛期には3000人の僧侶がここで暮らして居ました。
1429年、ンゴル派のンゴルチェン・クンガ・サンポによって創建されました。
かつては500人規模の大僧院でしたが、破壊され、4系統の活仏は全て亡命してしまいました。
しかし、そのうちの一人、カンサル・リンポチェは北インドにンゴル寺を再建、当地のンゴル寺も復興しました。
シガツェから南に約20km位のところにあります。

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