シガツェ市ギャンツェ県はヒマラヤ山脈の麓に位置するチベット自治区シガツェ地区の県のひとつです。
ラサの南西260kmにあり、海抜は4040mです。
古くからインドの交易路の要衝として栄えました。9世紀に吐蕃王朝の後裔がこの辺りの地形の特異さを吉兆だとして山上に砦を建てました。
ですが、サキャがチベットを統治していた14世紀にこの地にシャカワー族が勃興し、
パクモドやサキャ等の地方政権と競うほどになっていましたが、
17世紀にモンゴルのグシ汗の侵略を受け衰退していきました。
清朝時、江孜宗の政府を宮殿内に設けこの山は「宗山」と呼ばれました。
1904年にイギリス軍が進軍してきた際に山の中腹に砲台などの防御工事を行い軍事力を強化しましたが、
実力が遥かに勝るイギリス軍に対し、この地を守っていた軍隊と民衆は弾薬も食糧も尽き崖から飛び降りて自害しました。
ギャンツェ県は1960年に設立、現在はシガツェ(日喀則)地区に属し、シガツェ市と隣接しています。
ギャンツェの観光スポットをご覧ください。
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