四川省からラサへの川蔵公路の通るこのカンゼ自治州には
丹巴や徳格をはじめとするチベット特有の見どころやチベット語で【白く美しい】という意味を持つカンゼには
ミニヤコンカやムガツォなどに代表される
大自然も沢山ある地域です。最近この地域は中国人の旅行客に脚光を浴びゴールデンウイークや
国慶節には多くの人が訪れています。そんな四川省カンゼ(甘孜)チベット族自治州の観光スポットを紹介いたします。

跑馬山
カンゼ州の州都である康定の街のすぐそばにある山で、標高4100m、チベット語で「仙女山」を意味します、
頂上には大きなチョルテン及び吉祥禅院があります。
また山内には他にも儒教、道教の寺院もあります。
ケーブルカーや駐車場など観光インフラも整いつつあります。

安覚寺
チベット仏教ゲルク派の寺院です。最盛期には100ほどの僧が学んでいました。
創建に関しては2つの説があり、一つは、1653年、ロブサン・ギャツォが北京を訪れてチベットへ戻る為、康定を通過した際にデプンゴンパの学堂の分院として建てられたという説。
もう一つは清の乾隆年間(18世紀後半)に完成したとする説説です。
金と翡翠の装飾が特徴で、屋根にはチベット仏教の十吉祥図などの芸術的なものが飾られています。

金剛寺
1272年に建立されたチベット仏教ニンマ派の寺院です。
衛蔵のドルジェ・タク寺の重要な分院となっています。
現存する建物には釈迦牟尼仏殿、玉仏殿があり、小規模な仏教学院も併設されています。

康定情歌風景区
康定から40kmほど離れた場所にある湖です。その周囲にも紅海、黒海、白海など多くの湖が点在しています。
「康情恋歌」発祥の地で、景勝地は標高は2,600mから3,780m、杜鵑峡、、芳草坪、七色海、薬池沸泉、木格沱(野人海)、紅海草原の6つの景勝地から構成されています。

塔公寺
サキャ派の大小様々なチョルテンの建つ寺院です。ソンツェン・ガンポ王が中国の方角に建てた108の寺院の最後の寺院です。
伝説によると、文成公主がチベットへ向かう途中、ラサのジョカン寺を模してこの寺を建て、釈迦牟尼仏像の複製を安置したとのことです。そのため、「小ジョカン寺」と呼ばれ、甘孜三大寺の一つに数えられています。
また寺院周囲の景色も素晴らしいです。

塔公仏学院
カム地方で最大規模の仏教学院の一つでです。
正式名称は西康显密興隆大僧院といい、显教と密教の二重修行を目的とした教育機関です。

チベット族寨
丹巴には、
涵盖甲居、聂呷、革什扎、巴底などのチベット族の村があります。その建築様式は碉楼寨房と呼ばれ、
望楼と民家の特徴を兼ね備えています。3階建てまたは4階建てで、脇部屋が設けられています。最上階の外縁は黄色、黒、白の帯で囲まれており、
嘉絨チベット村独特の風格を形成しています。2005年には「中国で最も美しい6つ村」の第一位に選出されました。
丹巴は美女文化で知られています。母系社会文化の痕跡は、女神崇拝や女性の成人の儀式といった民俗習慣に反映されています。
花が咲く季節、花の美しさや、遠くの山等の景色はまさに桃源郷と呼ぶのにふさわしい景色です。

美人谷
巴底郷に位置する嘉絨チベット族の村で、当地の容姿端麗の女性たちにちなみ、美人谷と称されます、
「美人谷」では、女性たちは化粧をしたり、流行の服を着ることなどは殆どありません。風や太陽光にも屈せず、
過酷な肉体労働を一日終えた後、少し身だしなみを整えるだけで、彼女たちの自然な美しさと優美な曲線が現れます。
生まれ持ったナチュラルな美しさを大事にしています。

党領風景区
丹巴の中心から約60Kmタウ方面に向かった辺耳郷にある風景区です。現在開発途中でこれから観光化が期待されます。
風景区には30を超える高山湖や温泉があります。また紅葉も有名です。

ミニヤコンカ
世界で11番目の高峰です。7556mあります。周りには、高峰がなく非常に高く見えますが、山は雲に覆われて滅多に全貌を眺められません。
麓には、海螺溝、八王、燕子溝、摩子溝などの氷河、木格塘、五虚海、八王海などの高原湖、そして康定の二道橋などの温泉を誇ります。

海螺溝
世界で最も低い所にある氷河です。周囲には森林もあります。シーズンは10月〜5月頃です。
海螺溝、燕子溝、磨子溝、南門関溝、雅家溝、磨西台地の6箇所のスポットより構成されています。
かつては茶馬古道が通っていました。

霊雀寺
1662年に創建された、チベット仏教ゲルク派13寺院一つです。最盛期には400人ほどの僧がいました。寺院からは3つの聖山を眺めることができます。
山を背にして建てられたこの寺院は、階段状の建築群で構成されています。大雄宝殿を中心に500以上の堂宇と僧房が点在し、高い壁に囲まれ、4つの山門があります。
毎年旧暦1月15日に開催されるお祭りには、多くの信者が訪れます。

甘孜寺
17世紀に創建されたゲルク派の大寺院です。
1662年、ダライ・ラマ5世の弟子であるホルチョキ・アンワン・ペンチュオによって創建されました。
显教と密教の学舎があり、4層の大堂には大経堂、護法堂などの仏像が安置されています。
最盛期には13の支院と3,300人の僧侶を擁していました。
この寺にある立体曼陀羅は一見の価値があります。

亜青寺
カンゼの郊外にあるニンマ派の大寺院です。僧侶2000人、尼僧6000人がいると言われています。
寺付近には僧房群が広がっています。2025年現在外国人の立ち入りは禁止されています。

更慶寺
1448年、ボタル・タシ・センゲとタントン・ギャルポによって創建されたサキャ派の寺院です。
創建当初はニンマ派寺院でした。文化大革命により破壊されましたが、再建が進み現在は300人ほどの僧がいます。
清の時代にコ格印経院が建てられ、僧侶によって管理されていました。
今も伝統的な手刷りの経典技術が守られており、印刷所は毎年チベット暦の3月15日から9月20日まで印刷活動のために開かれています。

徳格印経院
総面積は約5,000u、のべ床面積は1,632uを超えています。赤い壁と平らな屋根が特徴的で、簡素ながらも荘厳な雰囲気を醸し出しています。
大小30の部屋があり、1階は大経堂、小経堂、資材保管室、経典研磨加工室に分かれています。
2階と3階の部屋は、それぞれ版木、裁断、印刷、製本、管理事務所として使用されています。
4階は「書物乾燥棟」と呼ばれる別室です。

色須寺
カム地方最大のゲルク派寺院です。1300人ほどの僧がいると言われています。
100以上の寺院群からなります。
显教と密教の学舎があり、5つの康林(分学院)、5个真札(クラス)管轄しています。
寺院内にはチベットで2番目に大きな金銅の弥勒仏像(高さ約19m)が安置されているほか、
古代インドの仏杖、ツォンカパの歯の舎利を納めた仏塔、2層の金銅仏塔など数多くの貴重な文物があります。

ラルン・ガル・ゴンパ
チベット最大級のニンマ派寺院です。最盛期には8000人の信者がおり、多くの僧房があります。
歴史的には1980年に開かれたばかりですが、この寺を開いたケンポ・シグメ・プンツォクが
文革を生き抜いた数少ない高僧としてチベットで大人気があり、ここで修行する僧はかなりの人数にのぼっています。
2025年現在外国人の立ち入りは禁止されています。
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